路上で漫才

「同じことやってんのに貰えるお金が全然違うな」と営業先の楽屋で、帰り仕度をしながら先輩が呟いた。周りの芸人も、「ほんとだ！同じ漫才やっているのに場所によって、二桁くらい違う！」と、共感して笑った。

そんな会話の何日か後に、実際にそういう1日があった。

その日の最初の漫才は駅前の路上でだった。
地域のお祭りで、駅前に設置された特設ステージを中心に、至る所でパフォーマンスが披露されていた。
仲介人に案内されたステージは、「ここの辺りでお願いします！」と言われたロータリーのバス停のわきの空間だった。
もちろんセンターマイクなんかないし、本当の路上だ。少しびっくりしたが別に路上は初めてではないので大丈夫だ。
「衣装に着替えるのは、あそこのお店とお店の間でお願いします！」と言われて、実際にそこに行ってみると、本当に露店と露店の間の空間だった。ただの外だった。隠れているわけではなく、どうやらここで着替えていれば変質者ではないように見えるという仕組みの控え室だった。

誤解のないように書いておくが、別にこの環境のことは全く悪く思っていない。その日は晴れていたし、「外で着替えるの気持ちがいいな♪」くらいのもんだ。よく知っている仲介人だし、嫌な気分にはならない。なんだったら着替えスペースの隣の露店で働いている女の子が可愛くて、超ラッキーとさえ思っていた。

そして、いざ、漫才！
渡されたホワイトボードに「笑っちゃったら一歩前へ」と書いて隣の柱に立てかけておき、投げ銭を入れる箱の後ろに二人で並んで立てばステージの完成。
こういうのは声をかけても止まってもらえない。「あれ？なんかやってんの？」という興味を引く人だかりを作らなければならない。次のアーティストさんに近くでサクラのように見てもらい、喋り始める。
5分ほど漫才をしたら、見物客の多いお祭りだったので、20人ほどの人だかりをステージの前に作ることが出来た。何もないところに何かを生み出せた優越感、ひと仕事終えた安堵、それらと共にステージを降りると男の人が投げ銭箱に小銭を入れてくれた。
バトンタッチした次の芸人のネタを近くで観ているとさっき僕たちの漫才を見てくれていた女の子が駆け寄ってきてアメ玉をくれた。

これがその日の一本目の仕事の漫才だった。次の仕事のために、お祭りの会場を飛び出して、ギャラを舐めながら移動。

次の仕事は大学の学園祭だった。
控え室は地上20階の広々とした綺麗な教室。窓から見える街並みは絶景だった。ケイタリングにお菓子や飲み物もたくさん置かれていた。そして、何より嬉しいお弁当！とんかつ弁当だった。うまい！
とんかつ弁当を食べ終えて、プレゼント用の色紙にサインをして、共演者さんたちと談笑。出番の時間になって、意気揚々とトップバッターで漫才。
今朝、路上で披露してきたネタと同じものをした。そこにはセンターマイクと最初から座ってみてくれる沢山のお客さんがいた。

「もらったギャラで近所のコンビニでアメ玉を買い占めてやる！」なんて思いながら帰りの電車に揺られた。

ごうのとらライブレポ

『ごうのとら』というライブをやっている。やんわり月一開催で、出演者は僕とちゃちゃ丸と森石ミドリ、少しネタもするトークライブ。

ちゃちゃ丸はハゲていて漫談を得意とする芸人。最近はゴールキーパー芸人として、キーパーあるあるやショートネタでテレビ出演を狙っている。
森石ミドリはガリガリのバカ、ナンセンスな一人コントが得意。最近は、コンビでの活動を始めたらしいが僕はまだお目にかかっていない。

僕を含めた、この3人が同い年の寅年。
しかも、僕らの生まれた年は36年に一回の星のめぐりで、五黄の寅（ごおうのとら、ごうのとら）と呼ばれ、特に運気的なものが強いらしい。
芸歴も10年前後、30歳も過ぎて、ある種、少し吹っ切れた。おそらく暫くは芸人辞めないじゃないかな。運気は良いはずだからいつか売れるし、一丁やってみるかと始めたライブが『ごうのとら』。

そのごうのとらが一昨日あった。

以下、半分ライブレポ的なものを書きやす。

僕はピンネタ『ドラえもん要らない』をした。普段、一人でネタする機会もないし、新ネタなのでめちゃくちゃ緊張するがウケて良かった。トークでは、「CM収録」「おせつ気合十分」「アサヒビール」などなど。

我ながらへっぽこもへっぽこ。本番中にも話したが、僕の場合、「バカは職業病」という言い訳を許してもらいたいほどへっぽこだった。

ちゃちゃ丸はキャプテン翼のショートネタを披露。トークでは相変わらず頑固者で、正論を振りかざすような持論を展開した。
特に「合コンで説教」に関しては、お客さんは大爆笑していたが、その合コン現場に居合わせた僕は未だに納得していない。
だいたい、ちゃちゃ丸は核心を突き過ぎていることが多い。説教した時も、その説教された女の子以外は他の女の子も含めてみんな笑っていたが、当事者の女の子は赤面で膨れっ面をしていた。

これは可哀想だ。みんなで盛り上がる場で説教する奴がおかしいよ！
何よりちゃちゃ丸が一番変なのは、今でも連絡が繋がるのは説教をした相手の子だけだという点。理解に苦しむが、悪意とか陰湿さがないからかなって勝手に解釈している。
でも改めて、合コンで説教は違う！

そして、森石ミドリは一昨日、来なかった。
何も連絡もなく、普通に現れなかった。
後で事情を聞くと、
なんとライブを忘れていたとのこと。
しかも、朝から携帯も見ておらず、本番前の電話にも出ず、爆睡していたらしい。
「すまん！マジで今度メシおごるけぇ！」
の一言で、今回のライブの大事件はあっさり幕引きとなった。ここにも理解に苦しむ奴がいた。バカは突き詰めると現れない。

次回、ごうのとらでは、現れなかった森石に謝罪と、なぜそんなことが起きるのか、を聞きたい。

「そんなごうのとらは次回〇/〇開催！」

と告知の一つでも出来ればいいのだけど、それもまだ決まっていない僕のへっぽこ。

いつ花開くのか開かないのかわからないつぼみを時間を忘れて眺めるのも悪くないのでは？

と言いながら期待されて来られても困るか。

でも、癖にはなるかも。

チビ、ハゲ、ガリは進む！

塩と座右の銘

座右の銘なんか、
酒の勢いでも借りないと語れない。
だからこそ、お酒の席でそんな話をするのが好きだ。

飲みの相手も酔いが回ると、
普段なら恥ずかしくて心に閉まっている四字熟語なんかをポロッとこぼす。

友だちの家に遊びに行った時、
友だちが学習机の右下、大きめの引き出しから、おかきの缶かんを取り出してきて、大切な宝物を見せてくれた。
あの感じになんとなく似ている。

友との心の拠り所の共有！
イッツア最高の酒の肴！
なんじゃにゃーの！

話を戻して、四字熟語だが、
一期一会、日進月歩、温故知新…
誰しも響きのいい四字熟語に自分自信の生き方を重ね合わせて、見えやすいところに書いたり貼ったりしたものじゃないだろうか。

そんな人に語るには少し恥ずかしい四字熟語ちゃんだが、つい先日、ある男が僕に新たな四字熟語をプレゼントしてくれた。

「株主優待」である。
焼肉定食ならぬ株主優待！
これを引っさげて、ある男は僕の前に現れた。
その名も中澤（実名）。

中澤は僕より、３つ歳下の芸人。
百楽門というコントを得意とするコンビのシュッとしている方を担当している男だ。

コイツ、見た目はシュッとしている。
しかし残念ながら中身はお調子者のバカだ。
頭が悪いわけではなく、常識が抜けているタイプのバカ。
クラスに一人はいた、とりあえず一回カッコつけようと試みるタイプのバカだ。

大学もなんとなく中退したという話。
なんとなく有名人は大学中退が多いという情報を耳にしたことが理由で中退した。やはりバカでホッとする。

そんな愛すべき後輩芸人の中澤が、呑んだ帰り道。僕がシメに何か食べたいなーと思っていると、
「きょうたさん、良いものがあるんですよ♪」
と鞄を漁りだした。
バカに限って、嗅覚はいい。シメが欲しくなっている先輩の動きは見逃さない。

「ジャジャーン！マックの株主優待！」
と、中澤はドラえもんの真似をするわけでもなく、自慢気にチケットの束を天に突き上げた。

「どこで盗んだん？」
「盗んでないですよ！ワン！」
「お前が株主なわけないやんけ！」
「へへ、親が株主なんですよ！ワン！」
「実家で盗んだんやんけ！」
「違いますよ！今回はちゃんと、これを持ってモジモジしてたら母親がくれたんですよ！ワン！」

似たようなもんだろ！今回はって、やっぱり盗みもやってんじゃねーか！と思いながらも、

でかした！！！ということで、2人で手をとり合い社交ダンスを踊りながらマックへゴー。

なんでも、この株主優待券があればセットメニューのどれでも好きなのを選べるとのこと。
普段、100円マックと水という小学生でも頼まない注文しかできない低所得者2人はビクビクしながら、店員さんに本当にこんな魔法のようなチケットが使えるのかを確認した。

使える！よし！当たり前だが、よし！

厚かましいとは思いながら、二度と来ないチャンスに勇気を出し、恐る恐る
「Lサイズも選べるのですか？」
と尋ねると、店員さんが
「サイズもご自由にお選び下さい」
とのこと！！！よし！！

ならばポテトもジュースも余裕のLサイズ！
食べきれなくても明日食べればいいものはとりあえずLだろ！！！いや、食べ切るし！！！

さらに…。
今キャンペーン中の「ボリュームアップ夜マック」（100円プラスでパティ2倍）というものも併用できるのか、一か八か聞いてみた。

なんせ普段はボリュームアップさせるベースのバーガーも注文できねぇからな！！！
今回は強気！100円投資は覚悟の上だ！

すると、店員さんも株主優待券とボリュームアップ夜マックのコンボを聞いてきたツワモノは初めてのようで、奥から店長が出てきた。
そして、店長が一言、

「株主のお客様は無料でボリュームアップもさせて頂いております！」

なにー！？無料！！！
普段は、レジで水を注文している私たちが？
なけなしの100円すら受け取ってくれないの？
株主？？はぁー♪恐るべし株主優待！！！

鼻息を荒くしながら、反り返るほど胸を張って、株主優待券で支払いを済ます中澤。
こういう時に想像の株主になり切れるバカがハンバーガー以上に愛おしかった。

帰り道、中澤はスキップしながら
「株主って最高！」と叫んでいた。

いつも以上にフライドポテトがホックホクだったのはきっと、株主用のものを店長さんが用意してくれたに違いない。

来世は野球帽のツバには「株主優待」と書き込んで甲子園を目指そうと思った。

沈黙は金玉

きょうたです。

Mー1グランプリ2018敗退しました。

2回戦敗退のヤツが語っても仕方ないので、この件に関しては、ここではいいです。

応援して頂いている方々には一番わかりやすいところで結果を出せなかったこと、エンターテイナーとして本当に申し訳ありませんでした。

いや、やっぱり語ります！笑

あぶねー！

よく考えたら、オールナイトニッポンのレギュラーとかやってるわけでもないよ！

自分の本音を語るところなんて、持ち合わせてねーんでしたわ！

僕にはここしかなかったぜ！

ただの沈黙になるとこやった！笑

近況報告せな忘れられるぞ！オレ！

Mー1グランプリは若手の登竜門！！！

アマチュアも参加可能！

かくいう自分もアマチュアで高校の同級生とエントリーして漫才をしたこと、

それがものすごく楽しかったこと、

しかも、漫才後にカメラまで向けられて、

スター気分に酔いしれたこと、

帰り道、相方と肩を組んで

「オレたちやっぱり天才だー！」

と歩いた、あの青春！

それらがキッカケで

今、漫才をしているのです！！！笑

数年前に変な尖り方して（振り返ると）

Mー1を斜めに見て、

参加してない時期もありましたが。苦笑

総じて、

吉本がやってくれている楽しい祭典！

漫才文化を世に広める素晴らしい大会！

やと思ってます。

でも、これが売れるためのツールと捉えると芸人には大チャンスであるが故に辛くて…。

もう、ここで結果出せないと、

他の道がないじゃないかと思えるほどの大チャンス！

「いや、最低Mー1くらい勝ってこいよ！」というテレビマンやレジェンドたち！

周りの応援！期待感！

そりゃそうなのよ！

プロ野球の前は甲子園なのよ！

一回でも負けちゃダメなの！

強い奴はほっといても勝ち上がるのよ！

そこでコンビで

あーでもない、こーでもないの大会議。

選べるのは一つのネタ、ボケ、言葉のみ！

通れる道は二人で一つ。

失敗したら？

相方の人生まで棒にふる？

いやいや、自分、相方、各々の嫁、子ども、

実家の両親たちだって！

もう年金暮らしなのにどうするよ！

前日からゲロゲーロですよ！

いや、下手したら毎年ゲロゲーロ！

3年で卒業もないし、マックス15年！

無限ゲロゲーロ！！！

永遠の勉三さん。。。

賃貸の更新のように

毎年、無情にやってくるMー1。

今年もまた周りの人生もぶち込んで

ギャンブルを打つような3分間。

これが楽しいってんだから、

狂っている人が多いんでしょうね！笑

僕の実感としては、

いやー、壁は高いなー。

そもそもパチンコと一緒で負けてるヤツがいるから食えてるヤツがいるんだよな。

大チャンスって、緊張するから嫌だ。

毎月、大チャンスがあれば慣れるのに…

高校時代もベンチスタートやったな。ふぅ

これは益々、レギュラーと差が開くよな！

どうしよーねー！ほんま！

いや、頑張るしかないねんけどね！泣笑

くそー！

マジで15分ちょうだい！

いや、10分！いや、5分でええわ！

お願い！！！

老若男女、かしこい5歳くらいから耳聞こえる範囲のご年配の方々まで絶対に楽しんでもらって、良い気持ちにするから！

って、それがお茶の間ちがうんかい！！！

テレビのええとこ違うんかい！！！

なんてねー。

あー、悔しい。

黙っていたらバカを見る的ノリはどうかと思うけど、黙っていても伝わらないことの方がはるかに多いのも事実で、舐められるのは金玉だけで十分なんですよ。

頑張らにゃ！うん。大丈夫です。

PS、病んでないからね！笑

快便で何が悪い！

きょうたです。

なんだか中途半端な天気。
外も見てないけど、部屋の明るさと雨っぽい匂いと温度でわかる。
中途半端な感じで、嫌いではない。

うんちなう。
昔、姉が「うんことうんち」の違いわかる？
と聞いてきて、
考えたことあったかな？
と振り返っていると、
すぐに
「可愛さと粘り気だよ」
と明確な答えをくれたのを
うんちを出したことで思い出した。

昔、友だちに
君にとって一番のストレスって何？
と聞いたら
力強く「うんこ我慢してる時」
って答えてきて、
コイツのことやっぱ好きやな
対外的なことじゃないんやな
って思ったことも時々思い出す。

あー、こうやった便器に座りながら、
つらつらと文字を打つのは幸せ。

最近はもっぱらMー1グランプリ。
え、もう？年末じゃないの？
なんて人はお笑い好きな人ですね。
夏から予選をして決勝がテレビ。
今は2回戦真っ只中。
例えるなら
甲子園予選、地区大会ベスト8くらい。
よっぽどの選手じゃないと
まだまだスカウトの目には止まらない。

Mー1は漫才の権威。
負けたから野球が下手なわけじゃないが
勝てば名を挙げられる大チャンス！

東洋館での漫才に癒されながら
10/9、浅草ゴロゴロ会館での3分に賭ける
緊張して漫才するのは嫌だけど、
高校時代、夏の大会最後の打席の感覚は
今でも残っている、
今年はそんな有り難い感覚
を得られるMー1にしたいなー。なんて

あと、もう一つ、癒しが！
最近、立て続けに「声のみ」の仕事。
ラジオもそうだし、
ぼちぼちテレビも流れるはず、
ありがてぇ。
人に必要とされるのは嬉しい。
気づいてもらえるかな？笑

もう少し売れたら

いろいろ捨てたいんだよなー

断捨離。

部屋の掃除をしながら

調子よく断捨離できたらスッキリするし、

手を離せば新しいものが流れてくる

気がする。

昔、叔母が、

大丈夫！辞めたら新しい仕事が入ってくる！

と言っていたのを今なら少しは

理解できる。

だからこそ身を軽くしておきたい。

でも、まだ使うんじゃないかな？

とか、無いと困っちゃうのでは？

とかが頭をよぎると捨てられない。

誰かが、家に来た時に、

ベッドと、ノートとペン、あとは文庫本2冊

くらいの感じ！

才能あるっぽくて格好いいじゃん！

いいじゃん！ねー！

うまく手を離せられる人になりたい。

まずは持たせられる人にならないと、か。

お、とりあえず、これだけ身が軽くなった

と便器の中を覗き込んで思う

土曜日の朝。

その人、変だよ！！！

先日、一つの言葉に体が反応した。

「どこ行っても無理だよ」

という言葉だ。

誰しもが一度は耳にしたことがあるはずだ。

仕事が出来ず、態度もいまひとつ、辞めたい雰囲気が出ている人間に向けられるお決まりの言葉だ。

今回、その言葉は自分に向けられたわけでもなかったのに、自分でも驚くほど、不快な気持ちになり、頭に血が昇るのを感じた。

私はよほど、この言葉が嫌いなのだな。

何を隠そう私はこの言葉を浴びせられてきた側の人間だ。

バイト先などで、仕事が出来ない私はよく失敗をして怒られる。すると周りにバレてしまうほど気持ちが負けてしまう。ふにゃー…と音がつけられそうなほどダメな雰囲気をまとってしまう。

これではいけない自覚はあるのだが、そこを抜け出せないのが雑魚の一番いけないところであり、わかりやすく「根性がない」のだ。

失敗した奴がさらに、職場に嫌な雰囲気まで纏ってノロノロ動いていたら、、、。周囲のストレスがより一層増加することは想像に容易い。

そこで、決めフレーズの登場！

君ねー！そんなことじゃ！

「どこ行っても無理だよ！」

である！これでもうこちらは爆死。

まぁ、今日もまたどこかで誰かがこの言葉で爆死しているのだろう。

だからこそ、私はその爆死寸前の同志に大声でこう伝えたい！

「そいつ絶対に変だよ！！！」

これだけ！！！

「どこ行っても無理だよ」と言った奴が明らかに変な奴なんだよ！そのカラクリに気づけば、もうこっちのものだから！

気をつけて！変な奴の言葉に耳を傾けちゃダメだ！！！ってことを言いたいの！

何故、そいつが変なのか書いていく。

まず、「どこ行っても無理」は間違いで、言うなら「この現場では無理」だ。さらに厳密に言うなら、「この現場で俺がお前とチームを組むのは無理だ」だ。

つまり同志くん！君が限界を迎えたわけではなく、そいつが限界を迎えただけなんだ！

なぜなら、数々のバイトを辞めてきた俺にはわかる。（僕はバイトを4時間で辞めたこともある。いや、面接の雰囲気だけで半べそかいて帰ったことすらある。）

そんな最雑魚の俺が言うんだから、間違いない！「えっ？マジ？本当に立ってるだけでいいのね？」って仕事はある！笑

そして、その現場の上司が嫌なら、違う現場に回してもらえるって仕事も世の中には沢山ある！

つまり！

「どこ行っても無理だよ！」

は、ただの大ウソだから！

そんな大ウソを自分が宇宙一正しいみたいな顔で言ってくる人、変でしょ？

現状を批判するならまだしも、言葉をかける相手の未来まで否定する発言を選択する人、変でしょ？

想像力も配慮も欠けている変な人なの！

こういう理由で、一切聞く意味なし！

大丈夫！

絶対に同志くんに合う職場はあるし！

そんな大ウソつきのもとで働く必要なし！

最悪の最悪ね。

本当にどの職場でも、ダメで、

「どこ行っても無理だよ！」を言われ続けたとしても、それって辛いの若いうちだけだから。

おっさんになっても本当に無理な人に、そういうトーンでぶつかってくる奴って少なくなるし、自分も免疫つくし、

「この人、もしかして、意外と僕に熱量持って接してくれてる？」

とか変な角度の解釈が沸いてきたりするから！

2個先の職場か、3個先の職場か、

はたまた2年先か、3年先か、

もうその頃にはきっと居心地いいところ見つかってるよー！

そんなことより断捨離して散歩しー！

そっちの方が楽しいからー！

バイバーイ！

噛んだら負けですよ。

米は飲んだ方が旨い。きょうたです。

この前、後輩の大山と飲みに行った。

餃子とビールという最高の組み合わせで飲み進めていき、頃合いを見計らってライスを頼む。

我ながら最高のプランニング！アルコールの影響で血糖値が下がってきたところにシーメーのメーシーなわけですよ！

定石通り、奇をてらうこともなく、餃子を酢醤油びしゃびしゃに濡らしまくり、そして、そのまま餃子をヌクヌクごはんにダイブ！トランポリン状態！

ラブホテルのベッドにダイブする女の子よろしく！我慢できず餃子ちゃんを半分食いちぎって、残りは丼の端にキープしつつ、いやらしくシミの付いた白ごはんをかきこむ！

もう喉が開いて開いて！

よく噛んで食べなきゃいけないことはもちろんわかっているんだけど、
飲み込むのを、もう我慢でぎないっ！！！
（ケロッグ「コンボ」のCMモノマネ）

先人たちは牛乳まで噛んで飲んだというけれど、こちとら30過ぎの低所得者ですよ！
「噛まなきゃ消化に悪い」「満腹中枢が刺激されないから食べ過ぎちゃう」なーんて常識に従って生きるくらいなら、ロックロールはいらないわけでしょ！

きょうたボーイがガンガン餃子とメシを飲んで食べて、悦に浸りきり、昇天しかけていると、、、

前方に、餃子飯を2回しか噛まずに飲み進めているデーブ大山を発見！
いや、本当に「2回！」
アム！アム！の2回のみ！笑笑
もはや、噛むことが餅つきの相の手状態！

俺を超えてくるとはな、デーブ大山！
パートナーに恵まれたぜ！なんて気分で、

「やっぱ、飯って噛まずに飲み込む方がうまいんだよな？」

とボーイがデーブに言うと、
何故かデーブはキョトン顔。

「いや、だからさ、あんまり噛まずに飲み込む方が食べ物って美味いんだよ！のどごしだよ！

なんでもそうだけど、大人がダメって言うことの方が快楽多めじゃん！タバコだって、体によくないのは全員わかってるからね！

タバコ吸って体壊してる人と、飯を噛まずに飲み込んで太ってる人は一緒というかさ、

わかっちゃいるけど辞められない♪ってやつなわけでしょ？」

デーブ大山は思い出したように一言、

「あ、そうか、僕噛むの少ないんだ！」

今気づいたんかいっ！
ドリルせんのかいっ！！！

二人で共有できている快楽だと思っていたら、大山ははるか先を走っていた。

頭で考えて幸せを手にしようとしているうちは半端モノ。堕落は蜜の味。ミルキーはママの味。

もっと堕落するには上に登らないといけない。

高っかい白いシャツ決め込んで、餃子のタレを飛ばすことも気にせずバウンド！バウンド！

今日もまた売れるしかねぇなー！